コラム第8回 2014.4.7

〜 ご入園、ご入学おめでとうございます 〜

桜

 

コラム第7回 2009.3.5

〜 人は優しくなれる!? 〜

本当にご無沙汰してすいません。 もっとマメにならないといけないですね。

最近特に考えるのですが、世の中が優しくなくなっていると思いませんか?
車の運転をしていても、いつ怒鳴ろうかと構えている。
電車やバスに乗っても、自分のしたいようにすることばかり考えて、いつ文句をつけようかと考えている。
何かとクレームをつけたり、揚げ足を取ることに躍起になっている。

何か、この国全体に優しさが不足しているような気がするんです。

昔は良かったなどと、変に回帰的になるつもりはありませんが、人本来の、そして日本人本来の優しさが戻ってきたら、と考えるのは僕だけではないと思っています。
以前訪ねた欧米では、やたらと合理的だったり、他人に対して基本的に無関心だったり、とにかく仕方がないという風に腹を立てにくいような部分を感じたことがあります。
それが正しい理解だったかどうかわかりませんが、日本人の云うところの、『思いやり』や『気遣い』さらには『おせっかい』という気持ちは、この国の美点の一つであると思います。

医者の現場においても、例外ではありません。
病気だけを診て、とにかく訴えられないようにと保身に走ることばかりを考える医師と、何かとクレームをつけたり、ミスを見つけようとするケンカ腰の患者さんとでは、信頼関係を築くどころではありません。

自分の身に起こったとしたらと考えて、親身に、時にはおせっかいでもいいと思うのですが、患者さんたちのためを考えて治療にあたる医師と、わからないことはしっかり聞いて納得できたら、とにかくその医師を信用して勧められた様に過ごしてみる覚悟を持った患者さんとなら、きっと本来あるべき信頼関係を築けるのではないかと考えます。

医師も一人の人間であり、決して人格者ばかりではありません。
ましてや自分もごく普通の人間です。
しかし、医師たるべき気持ちを持った医師にはなれるはずだと信じて日々過ごしています。
なんだか決意表明のようになってしまいました。

とにかく、みんなで優しい人になりませんか?
そうすれば、きっと素敵な国になると思いますよ!





● コラム第1回〜3回はこちら ●

 ・コラム第1回 2007.1.26 〜 早起き、早寝、朝ごはん 〜

コラム第2回 2007.2.23 〜 ウォーミングアップ 〜

・コラム第3回 2007.5.25 〜 予防接種雑感 〜



● コラム第4回〜6回はこちら ●

 ・コラム第4回 2007.6.23 〜

コラム第5回 2007.7.271 〜 夏休み

 ・写真第1回 2007.12.5 〜 医院前の銀杏並木 〜


・コラム第6回 2008.2.1 〜
花粉症


 ・写真第2回 2008.2.4 雪の翌日〜光が丘 夏の雲公園〜